ドライヤーのあと、手のひらに残る白っぽいパサつきの感触がありました。ヘアオイルをつけても翌朝にはまた乾燥して戻っている。そういう日が続いていました。
40代以降の髪のパサつきやうねりには、ホルモンバランスの変化による皮脂分泌の低下が関わっているとされています。ケアをしていても回復が遅く感じるのはそのためで、「さぼっていたせい」ではありません。
📌 先に正直に書いておきます
- この記事で挙げる5本は、いずれもまだ私自身が使ったものではありません。だから「使ってよかった」とは書きません。代わりに、容量・価格・成分表・口コミを一本ずつ突き合わせました
- 私自身がヘアオイルを使っていたのは過去に、週1〜2回だけです。しかもこの5本とは別の1本でした。毎晩使い続けた人間ではないので、そこは混ぜて書かないようにしています
- 順番に試していくつもりなので、使ったものはこの記事に追記していきます
比べたのはBOTANIST・大島椿・ロレアルパリ・TSUBAKIの4本。ドラッグストアで買える1,700円以下です。番外編として、価格帯のまったく違うケラスターゼも最後に置いています。
調べていて分かったのは、この価格帯の4本は「どれが優れているか」で差がつかないということでした。差がつくのは、テクスチャーの重さと、ヒートプロテクト成分が入っているかどうか。実質この2点です。
逆に言えば、この2点さえ自分で見分けられれば、店頭で棚の前に立ったときに迷わなくなります。順に見ていきます。
40代の髪に何が起きているか
30代後半から40代にかけて、多くの女性が髪の質感の変化を感じます。
| 変化 | 主な原因 |
|---|---|
| パサつきが増す | 女性ホルモン減少で頭皮の皮脂バランスが変化 |
| うねり・くせが出る | 毛穴の変形・頭皮のたるみ |
| 細くなる・ハリがなくなる | 毛根への栄養・血流の低下 |
| カラーダメージが回復しにくい | ターンオーバーの鈍化 |
こうした変化は「ケアをさぼったから」ではなく、体の仕組みの変化です。だからこそ、20代に使っていた方法では物足りなくなってきます。ヘアオイルは、この40代特有の悩みに外側から手軽にアプローチできる、最初の一手になります。
まず、自分の髪がどちら寄りかを決める
商品を見る前に、自分の髪がどちら寄りかだけ決めておくと、棚の前で迷う時間が短くなります。
先に断っておくと、これはあくまで出発点の目安です。同じ「細い髪」でも、しっとりが心地よい人と、少しでも重いと耐えられない人がいます。ここで決まるのは「どちらから試すか」であって、「どちらが正しいか」ではありません。
① 髪の太さ・量
| 重さの感じ方 | 最初に試すなら | |
|---|---|---|
| 細い・柔らかい・少なめ | 少量でもすぐ束になる | 軽いテクスチャーから。量は目安より少なめに |
| 太い・硬い・多め | 少量だと表面に乗るだけで終わる | しっとり寄りから。足りなければ足す |
細いほうの人がいちばん失敗しやすいのは、量ではなくテクスチャーを間違えたときです。重いオイルを少量にしても、根元側が寝てしまうことがあります。
② 何に困っているか
| 困っていること | 見る場所 |
|---|---|
| 乾かすときの熱が気になる | ヒートプロテクトの記載があるか |
| 湿気で広がる・うねる | まず前の晩に乾かしきれているか。オイルはその次 |
| 毛先だけパサつく | 仕上げ用として少量で足りることが多い |
| 顔や体にも使いたい | 香料・シリコンが入っていないもの |
③ 中身がどちらのタイプか(裏面で確かめる)
これがいちばん効きます。全成分表の先頭3つを見てください。植物油の名前(ツバキ油・アルガニアスピノサ核油など)が先に来ていれば油そのもの系、シクロペンタシロキサンやジメチコンが先ならサラサラ系です。同じ「ベタついた」でも、前者は量の問題、後者は洗い方の問題で、打ち手が逆になります。
この記事で確実に前者と言えるのは大島椿だけです(成分表が椿油の一行で終わります)。ほかの3本は処方が改定されることもあるので、買う前に自分でボトルを裏返すのが一番早いです。見分け方はヘアオイルのつけ方、40代はここが違うに詳しく書きました。
おすすめヘアオイルプチプラ5選
順位は、1mLあたりの価格とヒートプロテクトの有無という、私が外から確かめられた2点で並べています。使い心地の良し悪しで並べたものではありません。下の順位のものが劣っているという意味ではないので、そこは差し引いて読んでください。
1位:ロレアルパリ エルセーヴ エクストラオーディナリー ヘアオイル(約700〜900円)
4本を並べて最初に気づいたのは、容量が違いすぎることでした。これだけ100mL入っていて、他は60〜80mLです。
1mLあたりに直すと約8円。4本で最安で、2位のBOTANISTのおよそ半分です(後の表に4本ぶん載せました)。ヘアオイルは「合わなかったら捨てる」ことがある物なので、この差は小さくありません。
処方は複数の植物オイルを組み合わせたもので、カラー毛向けと書かれています。口コミで繰り返し出てくるのは「少量でよく伸びる」と「香りが強い」の2つ。しかもこの2つを同じ人が書いていることがあります。伸びのよさと香りの強さはセットで来ると思っておいたほうがよさそうです。
私は使っていないので、仕上がりの善し悪しは書けません。ただ「まず量の加減を覚えるための1本」として見るなら、100mLで800円というのは失敗したときの損が一番小さい買い方ではあります。
⚠️ こんな点は注意
- テクスチャーがやや重めのため、細い髪には使いすぎ注意
- 香りがやや強め(好みが分かれることも)
- 仕上げ用に使うと重くなる場合がある
✅ こんな方に向いています
- カラー・パーマのダメージが気になる方
- コスパ良くツヤのある髪に仕上げたい方
- ドラッグストアで続けやすいヘアオイルを探している方
2位:BOTANIST ヘアオイル 02〈潤いツヤ髪〉(1,650円)
100mLで1,650円。1mLあたり約17円で、4本の中では一番高いです。ロレアルの2倍します。
📌 この枠は2026年8月に中身が入れ替わりました
- もともとここで挙げていた「スムース」80mLは、公式サイトのラインナップから外れました(2026年8月9日確認)。小売店の在庫が残っているうちは買えますが、いずれ手に入らなくなります
- 後継は8月1日発売のヘアオイル01/02/03の3種・各100mL ¥1,650。01は細くて絡まる髪、02はパサついて広がる髪、03はダメージが深刻な髪、という分かれ方です
- この記事の位置づけに近いのは02なので、商品リンクは02に差し替えました。ただし発売から1週間あまりしか経っておらず、私も使っていません。旧スムースの口コミはもう当てになりませんし、02の口コミもまだ数がそろっていません。そこは承知のうえで見てください
それでも4本に残したのは、ドライヤーの熱を前提にした処方だからです。メーカーは「熱に反応する成分が髪の表面を保護する」と説明しています。乾かす前に使う前提なら、ここは値段より先に見る場所になります。
香りはシトラスとラベンダーです(旧スムースのホワイトティー&サクラから変わりました)。ヘアオイルの香りは寝るまで消えないので、好みが割れる要素というより「毎晩それを嗅ぎ続けられるか」の問題です。ここだけは口コミでは決められないので、店頭でテスターを試せるなら試したほうが早いです。
公式が02の相手として挙げているのは「乾燥〜ダメージ毛」「広がりやすい髪」。逆に細くて絡まるほうの悩みなら01が当たります。同じ棚に3本並ぶので、番号を見ずに手に取ると前と違うものを掴みます。
⚠️ こんな点は注意
- 発売直後で、口コミの数がまだ足りない
- 100mLのみ。小さいサイズが用意されていない(確認できた範囲では)
- 4本の中では1mLあたりが一番高い
- 01・03と見分けがつきにくく、番号を取り違えやすい
✅ こんな方に向いています
- ドライヤー前につけるのを習慣にしたい方
- 細さより、パサついて広がるほうが悩みの方
- 香りのあるヘアオイルが苦にならない方
※ 楽天・Yahooは01/02/03をまとめた選択ページに飛びます。「潤いツヤ髪」=02を選んでください。
3位:大島椿 椿油100%(約600〜800円)
成分表が一行で終わる、めずらしい一本です。椿油100%。香料も、シリコンも、ヒートプロテクト成分も入っていません。
つまりこれは「ヘアオイル」というより油そのものです。顔にも体にも使えるのはそのためで、無香料なので香りで悩む必要もありません。選択肢を減らしたい人には、これが一番ラクな買い物だと思います。
ただ、ヒートプロテクト成分が入っていないことは、この記事の他3本と決定的に違う点です。ドライヤー前に使うつもりなら、ここは正直に引っかかります。仕上げに毛先だけ、という使い方のほうが噛み合います。
60mLで1mLあたり約12円。顔と体にも使うと、髪だけの計算より早くなくなります。
⚠️ こんな点は注意
- 量の加減が重要(多すぎると重くなりべたつく)
- 容量が60mLと少なめ(顔・ボディにも使うとすぐ無くなる)
- ヒートプロテクト成分は含まれない(ドライヤー前の使用は少量で)
✅ こんな方に向いています
- 顔・ボディ・髪を1本でマルチにケアしたい方
- 無添加・天然成分にこだわりたい方
- 乾燥・パサつきを椿油でしっとり仕上げたい方
4位:TSUBAKI オイルフォース M(約700〜900円)
大島椿と同じ椿オイル系ですが、こちらは香りがついていて、テクスチャーも整えられています。「椿油は良さそうだけど、あの無骨さは続かない」という人向けの椿油、という位置づけに見えます。
60mLで1mLあたり約13円。大島椿とほぼ同じです。
湿気で広がるタイプに向くとされていますが、ここは期待の置き方に注意がいります。オイルが押さえられるのは表面から入る湿気までで、うねりの原因が毛穴側にある場合は届きません。雨の日に髪が変わる理由が根元からなのか毛先だけなのかで、この一本の評価は変わります。
強いくせ毛やハイダメージ毛には力不足という声が多く、そこは価格なりだと思っておいたほうがよさそうです。
⚠️ こんな点は注意
- 強いくせ毛・ハイダメージ毛への集中補修は弱め
- 香りがフローラル系(好みが分かれる)
- ロングヘアは使う量が多くなりやすい
✅ こんな方に向いています
- 雨の日・梅雨時期の湿気による広がりが気になる方
- ドラッグストアで手軽に手に入れたい方
- 椿オイル系のしっとりツヤ感が好きな方
番外編:ケラスターゼ HU ユイルスブリム R(特別ケア向け・プチプラではない)
プチプラ記事ですが、比較の物差しとして置いておきます。サロン専売の価格帯がどのあたりにあるかを知っておくと、プチプラの4本が高いのか安いのかを判断しやすくなるからです。
ケラスターゼのHUライン(ユニバーサルケア)は、髪質を問わず使えるラインとして案内されています。2024年にリニューアルされ、軽い使用感のまま手ざわりを整える処方だとメーカーは説明しています。ここは私が確かめた話ではなく、公式の説明をそのまま書いています。75mLで1万円超なので、「プチプラ4本を試したうえで、もう一段上を見たくなったら」の順番でいいと思います。
5本の比較表
![]() BOTANIST ヘアオイル 02 |
![]() 大島椿 |
![]() ロレアルパリ エルセーヴ |
![]() ケラスターゼ ユイルスブリム R |
![]() TSUBAKI オイルフォース |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 容量 | 100mL | 60mL | 100mL | 75mL | 60mL |
| 1mLあたり 価格帯の中央値で概算 |
約17円 | 約12円 | 約8円 | 約133円 | 約13円 |
| ヒートプロテクト ドライヤー前に使うなら |
あり | なし | あり | あり | 記載なし |
| テクスチャー | しっとり寄り | 中程度・しっとり | やや重め・ツヤ感 | 軽やか・なめらか | 中程度・スムース |
| 主な特徴 | 植物由来・熱を前提にした処方 | 天然椿油100%・無添加 | カラーダメージ補修 | サロン品質・高補修力 | 椿オイル・湿気対策 |
| 向いている髪 | 乾燥毛・広がりやすい | 硬め・多め 細い髪は重くなりやすい |
カラー・パーマ毛 | 硬め・ハイダメージ | くせ毛・広がりやすい |
| コスパ | ○ | ○ | ◎ | △(高価格) | ◎ |
| 用途 | ドライヤー前 | マルチ(髪・顔・体) | ドライヤー前・仕上げ | 特別ケア・仕上げ | 仕上げ・湿気対策 |
悩み別・選び方ガイド
毎日のドライヤー前ケアをしたい
乾かす前に使う前提ならBOTANIST ヘアオイル 02。4本のうち熱への備えをうたっているのは、これとロレアルの2本だけです。ただし8月に出たばかりで、口コミはまだそろっていません。
顔・体・髪を一本でまとめてケアしたい
1本ですませたいなら大島椿 椿油100%。成分表が椿油の一行で終わるので、顔にも体にも使えます。ただし顔と体に回すぶん、60mLは思ったより早くなくなります。
カラー・パーマの後の手ざわりが気になる
まず量の加減を覚えたいならロレアルパリ エルセーヴ エクストラオーディナリー。100mLで1mLあたり約8円なので、外したときの損がいちばん小さい1本です。
特別なシーンにサロン品質の仕上がりを
プチプラを一通り試して、それでも足りなかった場合のケラスターゼ HU ユイルスブリム R。1mLあたり約133円で、ロレアルの16倍します。先にこちらを買う理由はないと思います。
梅雨・雨の日の広がりやうねりを抑えたい
TSUBAKI オイルフォース M。ただし押さえられるのは表面から入る湿気までで、うねりの原因が毛穴側にあるなら届きません。雨の日に変わるのが根元からか毛先だけか、そこで評価が分かれます。
ヘアオイルの正しい使い方
ドライヤー前(アウトバストリートメント):タオルドライ後の濡れた髪に少量なじませてからドライヤーをかけます。熱が直接あたる前に、表面に薄くふたをしておくイメージです。
仕上げ(スタイリング):乾いた髪のパサつきが気になるときは、毛先を中心に少量手のひらになじませてから軽くつけます。
低評価の口コミを読んで分かったこと
高評価より、★1〜2の口コミのほうが選ぶ役に立ちました。読んでいくと、不満の理由がほとんど3つに集約されていきます。
① 重い・ベタつく 4本すべてに一定数あります。ただし多くが「量を減らしたら解決した」と後から追記されているか、別の人が同じ商品に「軽い」と書いている。商品の性質というより、量の問題として出ていることが多いという印象でした。
② 香りが無理だった これは追記で解決していません。返品・処分に至っているのはほぼこの理由です。香りの不一致だけは、量では取り返せないということだと思います。無香料の大島椿にはこの不満がありません。
③ 何も変わらなかった 使用期間が書かれていないことが多く、判断できませんでした。ただ「1本使い切ったが変わらない」と書いている人と、「2週間使ったが変わらない」と書いている人が同じ★1に並んでいます。
正直に書くと、私はこの4本を使っていないので、これらの声のどれが正しいかを判定できません。できたのは「不満がどこに集中しているか」を数えることまでです。そのうえで言えるのは、①は自分で避けられる、②は避けられない、ということです。なので香りだけは、口コミではなく自分の鼻で決めたほうが早いと思います。
ヘアオイルで届く範囲と、届かない範囲
ここまで書いておいて何ですが、ヘアオイルで解決する悩みは、そう多くありません。届くのは毛髪の表面までです。
表面のことなら手が届きます。乾かすときの熱、湿気で開く表面、指を通したときのひっかかり。このあたりは、量と順番を整えるだけで変わることがあります。
届かないのは、生えてくる側の話です。分け目の地肌が透けて見える、抜け毛が増えた、髪そのものが細くなった。これはオイルの外側にある悩みで、何本買い替えても答えは出ません。私はここを長く取り違えていて、毛先のケアを増やしては効かないと言っていました。
もうひとつ。毎日つけることが正解とも限りません。オイルの種類によっては、毎日重ねるほうがかえって扱いにくくなります。この見分け方はヘアオイルのつけ方、40代はここが違うに書きました。
分け目のボリュームや抜け毛のほうが気になってきたなら、悩みの場所は頭皮側にあります。話題の「育毛ヘルメット」についてはCurrentBody LED頭皮ケアデバイスの口コミを調べた記録に、¥125,000という価格に見合うのかを公式データと実レビューから整理しています。
いきなり10万円台のデバイスまで行かなくていい、という方は塗るタイプが先です。女性用育毛剤はラミナス育毛剤は40代の薄毛に合う?口コミ・成分・解約まで調べたに、価格・成分・返金条件をまとめてあります。
よくある質問
Q. ヘアオイルはドライヤー前とドライヤー後、どちらにつけるのが正しいですか?
A. どちらも正解ですが、目的が異なります。ドライヤー前につけると、熱から表面を守る「ヒートプロテクト」のはたらきが期待できます。ドライヤー後につけると表面の艶感と保護を強めやすくなります。40代の乾燥・パサつきが気になる方には、ドライヤー前の使用がなじみやすいとされています。
Q. ヘアオイルで髪がベタつく場合はどうすればいいですか?
A. 量が多すぎることが主な原因です。まず2〜3滴から始め、毛先中心につけてください。根元につけると頭皮のベタつきにつながります。軽いテクスチャーのオイル(ボタニストなど)に変えるのも選択肢です。
Q. 40代の細くなった髪にヘアオイルを使っても問題ありませんか?
A. 使えますが、選ぶオイルの質感が重要です。重いオイルは細い髪をさらにペタンとさせます。「サラサラ仕上げ」「軽い使い心地」と記載されたオイルを選び、毛先を中心に少量使用するのが向いています。
Q. ヘアオイルとヘアミルクはどう使い分けますか?
A. ヘアオイルは油分が主体で艶と保護を重視、ヘアミルクは水分と油分のバランスで軽い仕上がりになります。パサつき・広がりが強い方にはオイル、しっとり感を求めながら重くしたくない方にはミルクが向いています。
Q. 毎日ヘアオイルを使っても問題ありませんか?
A. 毎日つけること自体は問題ありませんが、オイルの種類で向き不向きが分かれます。椿油のような植物油が主体のものは洗えば落ちるので、重いと感じたら日数ではなく量を減らすほうが早い。シリコンが主体のサラサラ系は洗っても残りやすいので、ときどきしっかり洗う日を作るほうが確実です。全成分表の先頭3つで見分けられます。詳しくはヘアオイルのつけ方、40代はここが違うに書きました。
その1本、何ヶ月もつか考えたことがありますか
価格を比べる記事はたくさんあるのに、その1本が何ヶ月分なのかを書いている記事はほとんどありません。ここが分からないままだと、¥800が安いのか¥3,000が高いのかも、本当は判断できていないことになります。
私が以前使っていた1本は、なかなか減りませんでした。使いすぎるとベタついたので、だんだん少しずつしか出さなくなったからです。減らないことに、しばらく気づいていませんでした。
1回に使う量を0.5〜1mLとして概算すると、こうなります。※商品と髪の長さで前後します
| 使う頻度 | 60mLのボトル | 100mLのボトル |
|---|---|---|
| 毎日 | 約2〜4ヶ月 | 約3〜6ヶ月 |
| 週2〜3回 | 約半年〜1年 | 約1年 |
平常時の週2〜3回なら、60mLの1本で半年前後は持つ計算です。レジで4倍に見えた価格差も、ひと月あたりに直すと数百円しか変わりません。値段だけを並べていると、ここが見えなくなります。
ただ、長持ちには裏側もあります。開封したオイルは空気に触れて少しずつ状態が変わります。大島椿の公式サイトでは、開封後は半年くらいで使い切るのが目安と案内されています。
なお、植物油ならどれも酸化が早いというわけではありません。椿油はオレイン酸が主体で、二重結合が1つしかないぶん比較的酸化しにくい油です。二重結合が2つあるリノール酸を多く含む油とは、傷みやすさが変わってきます。
いずれにしても、1年かけて使い切るくらいなら、小さいサイズを買うほうが確実です。香りも状態も落ちないまま、最後まで使い終われます。
なので、大容量のお得さを狙う理由はあまりありません。正しい量で使っている限り、そもそも大容量が必要になるほど減らないからです。
まとめ
ここまで4本を比べてきましたが、調べ終えて残ったのは「銘柄より量」という身も蓋もない結論でした。
私が以前べつの1本を使っていたときも、つまずいたのは銘柄ではなく量でした。多すぎるとベタつき、少なすぎると物足りない。その幅が思っていたより狭いのです。しかも私は毎晩ではなく、週に1〜2度しか使っていませんでした。間隔が空くぶん前回の感覚を忘れるので、適量が手に馴染むまでによけい時間がかかった、というのが正直なところです。つける順番や毛量別の目安はヘアオイルのつけ方、40代はここが違うにまとめています。
なので、この4本から選ぶときも「一番いいもの」を探さなくて大丈夫です。1,700円以下で、自分の髪質側に寄っているものを1本。合わなければ次にいけばいい金額です。
そしてもうひとつ。小さいサイズがある銘柄なら、まずはそちらから試すほうが確実です。ヘアオイルの合う・合わないは、成分より香りとテクスチャーで決まります。これは口コミを何件読んでも分かりません。自分の髪と鼻で確かめるしかない。
ただ、どれにでもミニサイズがあるわけではありませんでした。公式サイトで確認できたのは2本だけです。
| 商品 | 小さいサイズ | 確認先 |
|---|---|---|
| ロレアルパリ エルセーヴ | 30mL あり(本体は100mL) | 公式のサイズ展開に記載 |
| 大島椿 | 40mL あり(本体は60mL) | 公式に40/60/120mLと記載 |
| BOTANIST ヘアオイル 02 | 100mLのみ(確認できた範囲では) | 公式のラインアップは100mLだけ |
| TSUBAKI オイルフォース M | 60mLのみ(確認できた範囲では) | 公式・@cosmeとも60mLだけ |
| ケラスターゼ ユイルスブリム R | なし(75mL本体とレフィルのみ) | 30mL・50mLは別ラインの製品 |
※2026年8月9日に各公式サイトで確認しました。ケラスターゼで「30mLのミニがある」と紹介されていることがありますが、あれはユイルスブリム Rではなく別の製品です。ここは混ざりやすいので念のため。
大きいボトルを買って、合わないまま残ったときがいちばんもったいないです。小さいほうで試して、続けられそうだと思えたら大きいサイズに移る。この順番なら、外しても数百円で済みます。つける頻度も、そこで一緒に分かります。2〜3週間使えば、自分の髪に毎日が必要なのか週2回で足りるのかが見えてくるからです。
最後にもう一度、あくまで参考としてまとめておきます。ここに書いた組み合わせが合わなくても、それはおかしなことではありません。同じ髪質でも分かれるところなので、迷ったときの取っかかりくらいに使ってください。
- 1mLあたりが一番安い・量の加減から覚えたい → ロレアルパリ エルセーヴ エクストラオーディナリー(約700〜900円)
- 乾かす前に使いたい・ヒートプロテクト重視 → BOTANIST ヘアオイル 02(1,650円)
- 湿気で広がる日の仕上げ用に → TSUBAKI オイルフォース M(約700〜900円)
- 無香料がいい・顔や体にも使いたい → 大島椿 椿油100%(約600〜800円)
- 価格帯の物差しとして(番外編) → ケラスターゼ HU ユイルスブリム R(約10,000円超)
私のヘアオイルは、週に1〜2度の気休めで止まったままです。毎晩続けられる人がうらやましい。まだ途中ですが、髪との付き合い方は少しずつ変わってきた気がしています。
育毛サプリで内側からヘアケアしたい方はヘアバース(HAIRBIRTH)の口コミもあわせてどうぞ。
頭皮から根本的にケアしたい方はCurrentBody LED頭皮ケアデバイスの口コミもあわせてどうぞ。
ヘアオイルをはじめヘアケア全体の選び方は40代ヘアケアおすすめガイドでまとめています。



